藤原です。
興奮しています。
昨日は1日中、
余韻に浸っていました。
何がって?
そりゃWBCでしょ。
別に野球ファンではないですよ。
小学生から高校3年生まで
がっつり野球をやっていましたが、
プロ野球に興味はありません。
というか、イチロー選手など
子どもの頃に憧れていた選手が
続々と引退して知らない選手が増えたので、
野球に関してどんどん興味が薄れていきました。
まぁ、毎日食っていくのに必死で、
そんな余裕がなかった…
というのが正しい表現かもしれませんが^^;
でも、今回のWBCは豪華メンバー揃い。
年齢が一回りも
下の人たちがいるのですが、
レベルが異次元です。
だから見ていてとても面白かったし、
何よりもアメリカに行ってからの試合は
マジで興奮しましたね。
何度も準決勝のサヨナラシーンと
優勝シーンを見ました。
次のWBCは2026年の3年後。
その時はアメリカまで行って
試合の熱気を肌で感じた上で
日本の優勝を生で見届けよう!
そんな目標もできました。
WBC最高です。
ただ、感動しているだけでは
マーケッターとしてどうなのか?
という部分もありますので、
マーケッターらしい話を
ちょっとしたいと思います。
今回のWBCをマーケッターの観点から見ると
やっぱりその心理テクニックは強いよな〜
と思う部分がありました。
観客席で応援していたファンを
思い出してほしいんです。
普段、プロ野球のシーズン中は
敵同士でライバル関係にある
ファンたち。
もちろんいがみあったり、
ののしりあったりすることは
ないかもしれません。
(する人もいるかもしれませんが…)
でも、世界一の奪還となれば
普段ライバルだったことを忘れて
一致団結です。
アメリカでも7球団のファンたちが
一緒に楽器を使って応援していたそうです。
すごくないですか?
この構図としては、
日本vs世界
となっています。
つまり、普段は敵対同士だけども、
お互いに敵にする相手が違うだけで
その態度が豹変してしまう。
そして、
相手が強大であればあるほど
その絆は強くなります。
これこそが、
元アメリカ大統領のオバマ氏も
使っていた
「共通の敵」
というテクニックです。
オバマ氏の名言
「Yes we can. Yes we did」
この言葉にはご覧の通り、
「私たち」
という言葉が使われています。
私たちという言葉を使って、
国民を味方にしたことによって
大統領の座を掴み取りました。
(安易に私たちを使ったからといって
味方に引き込めるわけではありません)
僕たちはお客さんや自分たちの
商品・サービスを売ることが
仕事ですよね。
でも、ほとんどの場合、
最初はお客さんとは敵に近い状態。
その状態から
いつの間にか肩を組んでいて、
同じ目的を達成するために
一緒に頑張っていこうぜ!
みたいな構図を作ることが
最高の状態になります。
今回のWBCはその構図が
あからさまに出ていたんではないでしょうか?
共通の敵は
信頼を構築するのに
とても強力な方法です。
それをいかに自然に持っていくのか。
それが僕たち
セールスコピーライターの
腕の見せ所です。
さて。
あなたはどうやって共通の敵という
強烈なテクニックを使いこなしますか?
ぜひ考えてみてください。
(株)FJC代表
藤原由基