藤原です。
突然ですが、
あなたがネイルサロンを
これから出店するとしましょう。
どこに出店しますか？
・・・と言われても
ネイルサロンをやったことが
ないなら思いつきませんよね。
あ、ちなみに僕もです（笑）
でもリサーチすれば
ある程度のことはわかるので、
今はわからなくても
調べたらいろんなことがわかり、
出店する場所なども
判断がつきやすくなるはず。
ただ、ネイルサロンって
今どれくらいの店舗数があるのか
ご存知ですか？
全国で3万店以上あり、
ドラッグストアよりも
多いらしいですよ^^;
つまり、ライバルが多い市場
というわけです。
なので、ただベネフィットや
競合との違いを
伝えるだけでは厳しいです。
その中で勝つためには
よく調べ、綿密な戦略を練る
必要があります。
そこでどうやるのか？
これがセールスコピーライター、
マーケターの腕の見せ所。
さて、僕が今から考えましょうか！
というわけではなく、
実はおもしろいことを聞いたので、
それをシェアしたいと思います。
実はネイルサロンって、
他の業種に比べてスペースをとらないので
出店しやすいみたいですね。
しかも、ネイル道具と机と椅子だけで、
特別な改装工事なども必要なく
自宅で開業できるそうなんです。
そして開業費用は10万円〜
と初期費用はかなり抑えられる。
これが大きな利点となり、
意外な場所に出店している
ネイルサロンがあるんです。
それがコインランドリーと保育園。
狭いスペースでも出店できる
という利点を活かし、
コインランドリーや保育園に
併設しているんですって。
しかも、人気なんだそうです。
これを聞いた時、
めっちゃいいやんって思いました。
なぜいいと思ったかというと
これはネイルをしたいと思う人が
どこにいるのかを特定している
最高の例だからです。
そう。
つまり、ネイルサロンを
出店する時に考えられたのは、
「誰に」
です。
競合がウジャウジャいる時に
「誰に」を絞るとニッチになります。
ニッチだと訴求も尖るし、
しかも隠れたニーズに
行き着くことがあります。
今回はその典型例でしょう。
コインランドリーで
待っている時間はかなり暇です。
その暇を有効活用できる。
保育園併設なら、
ネイルをしている時は
動けないので困るけど、
安心して預けられます。
どちらも隠れたニーズだったのは
間違いありません。
これは僕も参考にしようと思いました。
ただ、これは昔から
ずっと言われていることですし、
基本的なことでもあります。
実際に伝説のコピーライターでもある
ユージーン・シュワルツが40年くらい前に
書いた絶版本になっている
「市場の壁を打ち破るプロ広告作法」
ではこんなことが書かれています。
====================
広告コピーは、
数百万人もの人々の心の中に、
すでに存在する希望、夢、恐れ、
欲求を取り上げることができるだけだ。
広告コピーは、その既存の欲求を
ある商品に集中させることが
できるだけなのだ。
====================
重要なのは、
伝説のコピーライターと言われている人が
こう言っていること。
需要を作ることはできない
ってことなんです。
だからやるべきことはお客さんの、
「すでに存在する
欲求と商品を結びつける」
だけ。
いかにリサーチできるか、ですね。
ちなみにこれはクライアントの
商品やサービスを売る時も使えますが、
僕たちセールスコピーライターが
クライアントを獲得する時にも使えます。
さて、あなたならどう使いますか？
ぜひ考えてみてください。
(株)FJC代表
藤原由基
■追伸.
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