藤原です。
「結果が出なかったらどうしよう…」
あなたがセールスコピーライターとして
活動しているのなら、
こんな不安を感じたことがあるはず。
実際に過去に
「藤原さんは結果が出なかった時、
どうしますか?」
という質問をもらったことがあります。
さて、あなたは
結果が出なかった時に
どうしますか?
素直に謝る?
僕は失敗をした時こそ、
プロとしての実力が発揮される
と思っています。
むしろ、
やっとプロとしての腕の見せ所かな
と思っています。
だって、ビジネスというのは、
そもそも失敗ありきの世界。
マーケティングというのは
商品が売れるために
あらゆる手段を使って
最適化していくもの。
失敗するのなんて当たり前。
仮にたまたまうまくいったとして
そのあと軌道に乗るのは
誰でもできますよね。
例えば、今WBCが絶賛開催中です。
調子がいい選手もいれば、
調子が悪い選手もいる。
日本代表選手が調子が悪いからといって、
しょぼくれていたら、
ファンの人はどう思うでしょうか?
夢も希望もないし
応援したくなくなります。
2009年のWBC。
日本のキャプテンは
イチロー選手でした。
でもその大会イチロー選手は
ボロボロ。
全く打てない。
バントもダメ。
エラーもする。
「こんなイチロー選手見たことない」
誰もがそう思った大会だったのは
間違いありません。
全く活躍することができずに、
決勝の韓国戦。
9回表に韓国に追いつかれて
延長線に突入。
そして、決勝までボロボロだった
イチロー選手に勝ち越しの
チャンスが訪れます。
イチロー選手は試合後のインタビューで
おっしゃっていましたが、
野球人生の中であの打席が
一番怖かったそうです。
日本代表というプレッシャー。
日本人野手の中でも
最も成功しているというプライド。
WBCで結果を残すことができずに
ズタボロだったと思います。
でも、野球の神様はイチロー選手に
試練を与えていたんでしょうね。
ここで打つしかないだろ、
という絶好の場面を用意しました。
そして、
イチロー選手は決勝の大一番。
今見ても、何度見ても興奮してしまう
日本野球の歴史でも激アツな
タイムリーヒットを打つわけです。
これぞまさにプロ。
調子の悪い時こそ、
結果を出すために最善を尽くすのが、
本当の腕の見せ所だと思います。
うまくいかなくて、ミスって、
謝ることは誰でもできます。
でも、そこでめげずに
新しい提案をする。
結果を出すために諦めない。
成功するまでやり切る。
それがクライアントへの
信頼へとつながります。
あなたに後輩がいたとしましょう。
ミスしてしょぼくれる後輩と
ミスしてもめげずにやり抜く後輩。
どっちを応援したいですか?
きっと後者だと思います。
とはいっても、
すぐにはできません。
ではどうするのか?
メンタルを強くするのです。
僕の場合だったら3年前に
「日本語が変です」
という添削から始まりました。
それでもめげませんでした。
日本語が変と言われても、
修正して出し続けました。
フィードバックに対して
すぐに対応しました。
もちろん、つらかったです。
でも、それをやり続けたんです。
その結果、自信がつきました。
「あれを乗り越えたんだから、大丈夫」
そう思えるようになったのです。
その後もたくさんキツイな〜
というフィードバックを受けてきました。
2年間は続いていたと思います。
ただ、3年目の後半くらいからは
「自分は大丈夫。絶対にやれる。」
と思えるようになり、
失敗するのも、
結果が出ないのも
怖くなくなりました。
なぜなら
失敗した時こそ勝負であり、
自分の腕の見せ所だと
思えるようになったからです。
今でも毎日失敗ばっかりです。
決めたタスクを終わらすことが
できない時だってあるし、
受けた案件が思いっきり
滑ることもあります。
ただ、そんな時こそ
さらに成長する時だと思っています。
なので、
「結果が出なかったらどうしよう」
そう感じた時こそ
思いっきり失敗してみてください。
そして、失敗してから
クライアントにいろんな提案を
してみましょう。
うまくいくかどうかはわかりません。
しかし、あなたが
成長するのは間違いありません。
というわけで、
今日も思いっきり失敗かまして、
プロとしての腕を
見せつけてやりましょう。
(株)FJC代表
藤原由基