藤原です。
先日、
コンサルティングをしている方から
こんな相談がありました。
「ある案件が思っているよりも
長引いてしまっていて申し訳なくて、
ちょっと気まずいです」
言葉は変えていますが、
そんなニュアンスでした。
僕たちセールスコピーライターは
クライアントがいて収入が発生します。
そしてクライアントの数が増えれば
その分収入も上がっていきます。
そのためクライアント獲得は
常にしなければいけません。
だからといって、
1人でやっていると
限界がありますよね。
なので、
自分のキャパを超える仕事量になると、
優先順位が自然に決まってしまって、
腰の重たい仕事などはついつい
後回しにしてしまいます。
その結果、
納期ギリギリになり
自分でも
「このクオリティはやばいよな…」
と思いつつ
制作物を提出することに
なってしまいます。
あなたも
経験あるんじゃないでしょうか？
もちろん、
僕もあります。
さらにキャリアを積めば、
任される仕事の責任も重くなります。
にもかかわらず
全然結果が出ない時も
あるでしょう。
このような時に感じるのが、
クライアントさんに対する
申し訳なさですよね。
自分がもっとリードすれば
納期通りに進められたんじゃないのか？
早めに他の仕事を終わらせて、
集中していれば
結果が良かったんじゃないのか？
などなど。
これはクライアントがいる以上
セールスコピーライターにとっては
避けては通れない道です。
とはいえ、
ここをクリアしないと
次に進めないのも事実。
そして、ここをクリアするかしないかで
セールスコピーライターとしての実力の差が
大きく開くとも思っています。
コンサルティングしている方から
相談を受けた時、
「あ、このパターンきたか〜。
この方もここで克服すれば
もっと成長するだろうな」
と思ったので、
あるアドバイスを
させていただきました。
そして、
そのアドバイスを実践された
結果どうなったのか？
クライアントとの気まずさが解消されて
また仕事を前に進められそうとのこと。
どんなアドバイスをしたのか？
実はめちゃくちゃ簡単なんです。
それが、、、
素直に謝って仕切り直させてください。
と伝えてください。
と言っただけ。
もちろん、クライアントと
気まずくなっている原因によりますが、
基本的に気まずくなったら
この方法で意外とモヤモヤが解決されます。
だって、気まずくなって
しまったもんは
しょーがないですよね。
だったら、
次にどうするのかが
重要なわけです。
この時に出てくる解決策の多くが、
「すみません、
こちらの不手際で
お役に立てないと判断したため、
返金させていただきます」
または
「今回は私の力不足のため、
代金はいただきません」
というもの。
これも1つの方法ですが、
これだと最悪の印象で
終わってしまいます。
だって
費やした時間はどうするのか？
そして、
途中まで進んだ案件は
どうするのか？
返金されたとしても、
クライアントは
モヤモヤするわけです。
そして、このようなことは
悲しいことに噂になってしまいます。
なので、
あんまり良い解決策とは
言えなのです。
一方で、
素直に謝って仕切り直しを
お願いするパターンは、
クライアントからすると
意外にすっきりするんです。
たぶんきっと他の人たちが、
すぐに逃げるからでしょう。
そして逃げずに非を認めた上で
さらに提案してくる前向きさが
伝わるからだと思います。
それがポジティブな印象になって
その後うまくいくことがあります。
これができるかできないかは
セールスコピーライターというか、
ビジネスマンとしての力量が
問われるんじゃないかなと思っています。
結局、セールスコピーライターであっても、
人対人のビジネス。
結果ももちろん大切ですが、
同じゴールに向かって
最後まで仕事をやり遂げられたかが
重要ですよね。
というか、
仕事を一緒にやる
最低条件かなと思います。
クライアントからすると
途中で逃げ出す可能性がある人と
何があってもやり切る人だったら
普通に考えて後者だと思います。
だから、僕たちセールスコピーライターも
そういう人にならなければ
いけないんじゃないでしょうか？
たとえ高い技術を持っていたとしても、
長期的な付き合いはできないかな
と思います。
なので、スキルを磨くことも大切ですが、
実践でしか身につかない
クライアントワークを
いかにこなしているのか、
結果に違いをもたらすはずです。
きっとこれからあなたも
クライアントと気まずくなる時が
くるはずなので、
その時はこのメールを
思い出してもらって
ぜひ試してみてください。
(株)FJC代表
藤原由基